小数の壁、小数のいい教え方
2016/09/08
前回、幼稚園の息子(年長)が「約分・倍分・通分」をやっていると書きました。
分数を教えるのは意外と簡単で、よく見るあのケーキを切ったような図でスムーズに理解してもらえます。
約分も倍分も通分もまったく問題ありません。
ところが、小数はそうはいきません。
2つ上の娘も小数は苦労しました。
「なにかいい教え方があるのかも知れない」と思い、ググってみました。
特別な方法はないですね。
学校での教え方も、私の教え方も、塾での教え方も、みな似たり寄ったりです。
数直線を描いて0~1を10等分して……みたいなやり方です。
ただコツとして思うのは、小数に限ったことではないですが、理解できた(理解させた)と思ってもしつこく図で説明する、図で問題を解く、視覚でインプットするということだと思います。
これが唯一のコツ……と思いましたが……
娘が小1のときのカリキュラムを振り返ってみる。
9月 | 分数の足し算、引き算(通分なし)
分数の足し算、引き算(通分あり) 約分 小数の足し算、引き算 指数 分数のかけ算、わり算 小数のかけ算、わり算 公倍数、公約数、最大公倍数、最大公約数(逆さわり算) 素数 素因数分解 |
倍数、約数、分数、約分、小数、素数、素因数分解とまあこのへんはやはりひとくくりかなと。
ところが小2の娘が学校で、1学期に単位(cmとかmLとか)について習っていました。
小1なんて足し算と引き算しかしていませんから、「その次に単位を教えるのかっ!」と。
「確かに単位を先に教えたほうが理解しやすいのかも?!」と思いつつも半信半疑。
「どっちが先でも同じじゃね?!」とも。
ネットの質問サイトでこんな回答を見つけました。
小数の教え方の質問に対しての回答です。
経験談より(風呂の中で湯温計を見ながら)
私:「37℃かちょっと寒いね、湯を足そう。」
私:「少し温度が上がってきた、37.5℃か。」
子:「『てんご』ってなーに。」
私:「37と38と真ん中だから『てんご』。」
私:「だんだん上がってきた。37.8、37.9。」
私:「もう少しで38℃だ。」
少ししてから
私:「今何度?」
子:「38.2℃くらい?」
このとき、その子は小数を理解しました。小学1年生です。
「おおお!これだっ!」
子どもというのは基本的に、上手にパスを出してやれば、自分で規則性・法則性を見つけて自分で理解できる能力を持っていると思っているので、理屈をコネコネするよりもこのほうが圧倒的にいい教え方だと思います。
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